いんろう‐じゃくり【印籠決り】
障子などの合わせ目の削り方。一方を凸形、他方を凹形にして、印籠の蓋(ふた)のようにかみ合わせるもの。
いんろう‐つぎ【印籠継(ぎ)】
釣り竿(ざお)の継ぎ方の一。一方の竿に芯をすげ、他方を差しこむようにしたもの。
いんろう‐づけ【印籠漬(け)】
シロウリやキュウリの両端を切って種をかき出し、シソ・トウガラシ・ニンジンなどを詰め、塩漬けまたは味噌漬けにしたもの。
いんろう‐ぶた【印籠蓋】
かぶせ蓋の一。印籠のように蓋と身の外面が平らになるもの。
いんろう‐ゆば【印籠湯葉】
湯葉を厚く巻き重ねて6センチくらいに切ったもの。形が印籠に似る。
かな‐やき【金焼き/印焼き】
鉄の焼き印を押すこと。かねやき。「—をして厩(むまや)に立てられけり」〈平家・四〉
かね【印】
牛馬などの家畜のももに押す焼き印。飼育地・飼い主・品位などを示す。かなやき。
しるし【印/標/証】
1 他と紛れないための心覚えや、他人に合図するために、形や色などで表したもの。目じるし。「非常口の—」「持ち物に—をつける」 2 抽象的なものを表すための具体的な形。 ㋐ある概念を象徴するもの。...
しるし‐つけ【印付け/標付け】
用布の上に、裁ち縫いに必要な目印をつけること。
しるし‐ばかり【印ばかり/標ばかり】
[連語]《「ばかり」は副助詞》ある事を形に示すだけで、内容はわずかであること。少しばかり。「—のお礼ですが、お納めください」