らん‐かい【卵塊】
魚・昆虫・両生類などにみられる、卵のかたまり。
らん‐かく【卵核】
卵細胞の核。
らん‐かく【卵殻】
動物の卵を包む外側の強固な卵膜。たまごのから。
らんかく‐ぬり【卵殻塗(り)】
漆器で、卵の殻を割って漆面に貼(は)り、または粉末にして蒔(ま)きつけ、上塗りしたのちに研ぎ出したもの。
らんかく‐まく【卵殻膜】
鳥類や爬虫類(はちゅうるい)の卵の卵殻の内側にある、内卵殻膜・外卵殻膜の2層の膜。主にたんぱく質のケラチンの繊維からなる。
らん‐かつ【卵割】
動物の受精卵の発生初期における細胞分裂。1個の細胞が、大きさはそのままでしだいに多数の小さな細胞に分かれ、胞胚(ほうはい)となる。様式により等割・盤割・表割などがある。分割。
らん‐かん【卵管】
雌性生殖器の一部。卵巣から排出された卵を子宮あるいは体外に向かって運ぶ管。人間ではここで受精が行われ、卵割を終えて子宮壁に着床(ちゃくしょう)する。輸卵管。喇叭(らっぱ)管。
らんかん‐えん【卵管炎】
卵管の炎症。細菌の感染によって起こり、周囲に及んで子宮付属器炎となることが多い。喇叭(らっぱ)管炎。
らんかん‐にんしん【卵管妊娠】
受精卵が卵管内に着床して発育する妊娠。子宮外妊娠の中で最も多く、卵管に通過障害のあるときなどにみられる。卵管破裂を起こすと母体が危険。
らん‐きん【卵菌】
遊走子の前端または側面に羽型と鞭型の鞭毛を1本ずつもつ菌類の総称。水中と陸上に生息し、腐生または寄生で生活する。有性生殖では、卵胞子という耐乾性の胞子を形成する。