う‐そう【迂叟】
[代]《「迂」は愚か、「叟」は老人の意》一人称の人代名詞。年寄りの男性が自分のことをへりくだっていう。
さんば‐そう【三番叟】
1 能の「翁(おきな)」で、千歳(せんざい)・翁に次いで3番目に出る老人の舞。直面(ひためん)の揉(もみ)の段と黒い尉面(じょうめん)をつける鈴の段とからなり、狂言方がつとめる。また、その役およ...
しきさんば‐そう【式三番叟】
⇒式三番2・3
そう【叟】
おきな。老翁。「舟に乗りたる—の帽子したるが」〈宇治拾遺・六〉
そう【叟】
[音]ソウ(漢) [訓]おきな 年寄り。おきな。「迂叟(うそう)・野叟・老叟・三番叟(さんばそう)」
そん‐そう【村叟】
村の年寄り。村翁。
ほく‐そう【北叟】
北辺に住む老人。「淮南子(えなんじ)」人間訓の「塞翁が馬」の故事の塞翁をいう。
や‐そう【野叟】
田舎のおやじ。村の老人。野翁。「邑老、村女、漁人、—、首(かうべ)をうなだれ」〈平家・三〉
ろう‐そう【老叟】
年とった男性。老翁(ろうおう)。