あ
[感] 1 何かを急に思い出したりしたときに思わず発する語。あっ。「—、しまった」 2 呼びかけに用いる語。「主人—と言へば、郎等さと出づべき体なり」〈盛衰記・六〉 3 応答に用いる語。はい。「...
あさ・る【漁る】
[動ラ五(四)] 1 動物がえさや獲物を探し求める。「野良猫がごみ箱を—・る」 2 魚介・海藻などを探し求める。漁をする。「小さな磯を—・っている此人をじっと眺めていた」〈独歩・忘れえぬ人々〉 ...
い・ける【生ける/活ける】
[動カ下一][文]い・く[カ下二]《「生きる」に対して「生かす」の意。花などを生かしておくというところから》 1 眺めて楽しむために花や枝などを形を整えて花器や瓶に挿す。「菊を—・ける」 2 草...
お・う【追う/逐う】
[動ワ五(ハ四)] 1 ㋐先に進むものに行き着こうとして急ぐ。あとをついて行く。追いかける。「母親のあとを—・う幼な子」「逃走者を—・う」「機影をレーダーで—・う」 ㋑目標となるものに至り着こう...
かき‐いだ・す【掻き出だす】
[動サ四] 1 「掻(か)き出(だ)す1」に同じ。「大きなりける桶に、白き物をふた桶—・して」〈古本説話集・六二〉 2 取り出す。かきいず。「几帳の帷子(かたびら)のほころびより御髪(みぐし)を...
かき‐こみ【書(き)込み】
書き込むこと。また、その文字や文章。書き入れ。「—のある古本」
くち‐す・う【口吸ふ】
[動ハ四]他人の口を吸う。接吻(せっぷん)する。「かき抱き奉り、引き抓み奉り、—・ふまねなどして」〈古本説話集・下〉
こ‐しょ【古書】
1 昔の書物。古い文書。 2 古本(ふるほん)。特に、価値の高い古本をさしていうことがある。
こしょ‐てん【古書店】
古書を売る店。古本屋。→新書店
こしょほうこう【古書彷徨】
小説家、古書店主の出久根達郎による随筆集。店を訪れる古本愛好家たちの姿を軽妙な筆致で描く。昭和62年(1987)刊行。