こ‐りゅう【古流】
1 昔からの古い方式、慣習。古風な流儀。 2 生け花の一派。江戸中期に一志軒今井宗普(いまいそうふ)が創始。多くの分派を生む。
じだい‐がか・る【時代掛(か)る】
[動ラ五(四)]古めかしく見える。古びてくる。また、古風で大げさになる。時代めく。「—・った建物」「—・った表現」
すえつむはな【末摘花】
源氏物語第6巻の巻名。光源氏、18歳から19歳。源氏は常陸宮(ひたちのみや)の娘末摘花と契りを結び、翌朝大きな赤鼻の醜女だったことを知る。 源氏物語の登場人物。常陸宮の娘。容貌は醜いが、古風...
たっと・い【尊い/貴い】
[形][文]たっと・し[ク]《「たふとし」の音変化。やや古風な語》「とうとい」に同じ。「—・い教え」「嫂(あによめ)の贈物が…彼には—・かった」〈漱石・それから〉 [派生]たっとさ[名]
つか‐まつ・る【仕る】
[動ラ五(四)]《「つこうまつる」、または「つかえまつる」が「つかむまつる」となって音変化したもの》 1 「する」「行う」の謙譲語。目上の人のためにあることをする。また、自己の「する」動作を、話...
ていもん‐ふう【貞門風】
貞門の俳風。俳諧の本質を俳言(はいごん)にあるとし、俗語・漢語を用い、縁語や掛け詞による、こっけい・駄じゃれを求めた。江戸初期に京都を中心に全国的に隆盛。談林風の勃興(ぼっこう)により古風と称さ...
なか‐さだ【中さだ】
《「さだ」は時の意》筆跡などが古風でも近代風でもなく中期の様式であること。一説に、上手でもなく下手でもなく中等であること。「手はさすがに文字強う—の筋にて」〈源・末摘花〉
なさ・る【為さる】
[動ラ五(四)] 1 「する」「なす」の尊敬語。あそばす。「研究を—・る」 2 (補助動詞)他の動詞の連用形や動作性の漢語名詞に付いて敬意を添える。「お…なさる」「御(ご)…なさる」の形でも用...
はい【拝】
1 頭を垂れて敬礼すること。おがむこと。「古風に低く—をして」〈二葉亭訳・片恋〉 2 手紙で、署名の下に書いて相手への敬意を表す語。「鈴木一郎—」 3 「拝舞(はいぶ)」の略。「其の後上達部(か...
はかた‐ドンタク【博多どんたく】
福岡市の年中行事。正月の松囃子(まつばやし)に始まるが、現在は港祭りを統合して5月3〜4日に行われる。福神・大黒などの練り物が出て古風な唱え言をするほか、さまざまな芸能が行われる。→ドンタク