袂(たもと)に縋(すが)・る
願いを聞いてもらうまでは離すまいと、人のたもとをとらえる。転じて、相手の同情を引いて助けを求める。「—・って食いつなぐ」
だいり‐ミュンヒハウゼンしょうこうぐん【代理ミュンヒハウゼン症候群】
《Münchausen syndrome by proxy》ミュンヒハウゼン症候群の病態の一つ。他人の同情を引くため、自らの保護下にある子供や高齢者などをひそかに虐待し、その看護・介護に献身する...
つまさ・れる
[動ラ下一][文]つまさ・る[ラ下二] 1 強く心を動かされる。「人の情けに—・れる」 2 自分の身にひきくらべて同情・哀切の念が起こる。「身に—・れてもらい泣きする」
とも‐なみだ【共涙】
人が泣くのに同情して自分も泣くこと。もらいなき。「—をさそわれる」
どう【同】
[音]ドウ(慣) [訓]おなじ [学習漢字]2年 1 おなじ。「同一・同音・同時・同然・同等・同様/異同・混同」 2 ともにする。いっしょに。「同居・同乗・同情・同封・同盟/共同・協同・帯同」 ...
同病(どうびょう)相(あい)憐(あわ)れむ
《「呉越春秋」闔閭内伝から》同じ病気、同じ悩みや苦しみをもつ人は互いにいたわりあい、同情しあう。
なき‐おとし【泣(き)落(と)し】
泣くなどして相手の同情を買い、自分の言い分を承知させること。「おどしてだめだと—にかかる」「—戦術」
なき‐おと・す【泣(き)落(と)す】
[動サ五(四)] 1 泣いたり不幸な身の上を語ったりして、相手の同情を買い、自分の言い分を承知させる。「親を—・して資金を出させる」 2 泣きくずれる。歌舞伎のト書で用いる語。「死骸に取りつき—...
なき‐ばい【泣(き)売】
詐欺(さぎ)の一。安い品物を持ち、路傍で泣きながら身の上話などをする役と、その話に同情したようなふりをして通行人の気を引き、品物を高く買わせる役の二人一組で行う。
無(な)げのあわれ
心からではない、表面だけの同情。「—をもかけ給ふ人あらむをこそは」〈源・柏木〉