だい‐じょ【大序】
義太夫節で、時代物の第一段の最初の部分。特に、「仮名手本忠臣蔵」の第一段「鶴ケ岡」の段をさし、歌舞伎でもこの場の通称に用いる。
ダリボルカ【Daliborka】
プラハ城東端にある円塔。名称は、15世紀末に投獄された騎士ダリボルの名に由来する。ダリボルは獄中でバイオリンを手にし、練習の後に名手となり、演奏により食料などの寄進を受けていたという。これを題材...
だんきん‐の‐まじわり【断琴の交わり】
《中国、春秋時代、琴の名手伯牙が自分の奏でる心を完全に理解した友人鍾子期の死後、琴の弦を断ったという「列子」湯問の故事から》最も心の通い合う友情。
ちゅうしんぐら【忠臣蔵】
浄瑠璃・歌舞伎・講談などの一系統で、赤穂義士のあだ討ちを主題としたもの。 「仮名手本忠臣蔵」の通称。
とくべつ‐てはい【特別手配】
《「警察庁指定被疑者特別手配」の略》指名手配された被疑者のうち特に危険性の高い凶悪・重要犯罪の被疑者で、全国的な組織捜査が必要な者について、警察庁が指定し、各部道府県警察に重点的な捜査を指示する...
どくじん‐とう【独参湯】
1 漢方で、人参の一種を煎じてつくる気付け薬。 2 《よく効くところから》歌舞伎で、いつ演じてもよく当たる狂言。ふつう「仮名手本忠臣蔵」をいう。
はな‐の‐もと【花の本/花の下】
1 花の咲いている木の下。花の陰。《季 春》 2 《鎌倉・南北朝時代に、寺社の桜の木の下で連歌を興行したところから》地下(じげ)の連歌愛好者。また、その名手への尊称。 3 《2から転じて》連歌・...
はや‐うち【早打ち】
[名](スル) 1 続けざまに早く打ったり打ち上げたりすること。「—の花火」「太鼓を—する」 2 (「早撃ち」とも書く)ピストルなどをすばやく撃つこと。また、続けて撃つこと。「—の名手」 3 野...
はやの‐かんぺい【早野勘平】
浄瑠璃「仮名手本忠臣蔵」に登場する人物。赤穂義士の萱野三平をモデルとする。お軽の夫で、誤って舅(しゅうと)を殺したと思い、切腹する。
はんどう‐がたき【半道敵】
歌舞伎の役柄の一。おかしみを帯びた敵役。「仮名手本忠臣蔵」の鷺坂伴内(さぎさかばんない)など。茶利敵(ちゃりがたき)。半道方。