ま‐な【真名/真字】
1 《仮名に対して真(まこと)の字の意》漢字。まんな。「俗に稗史(よみほん)と呼ならわせし—まじりの半紙本は」〈逍遥・小説神髄〉 2 漢字の楷書。「草(さう)にも—にも、さまざまめづらしきさまに...
まん‐な【真名/真字】
「まな」の撥音添加。「—のすすみたる程に、仮名はしどけなき文字こそまじるめれ」〈源・梅枝〉
まんにょう‐がな【万葉仮名】
《「まんにょう」は「まんよう」の連声(れんじょう)》⇒まんようがな(万葉仮名)
まんよう‐がな【万葉仮名】
漢字の表す意味とは関係なく、漢字の音や訓をかりて国語の音を表記するのに用いた漢字。万葉集に多く用いられているので、この名がある。字音によるものとして、阿米(アメ・天)・久尓(クニ・国)・許己呂(...
みょう【名】
1 「名田(みょうでん)」の略。 2 「名代(みょうだい)」の略。「夫は所の—にさされて」〈虎寛狂・筑紫の奥〉
みょう【名/命/明/冥】
〈名〉⇒めい 〈命〉⇒めい 〈明〉⇒めい 〈冥〉⇒めい
む‐きめい【無記名】
自分の氏名を書かないこと。また、その方式。
空(むな)しき名(な)
実質を伴わない名声。虚名。浮き名。「秋風の—をも空に立つかな」〈宇津保・内侍督〉
む‐めい【無名】
1 名がないこと。名がわからないこと。また、名を記さないこと。無記名。「—の手紙」「—投票」 2 世間に名が知られていないこと。「—の新人」⇔有名。 3 名目がたたないこと。「今度の隆盛らの動き...
めい【名】
[名] 1 なまえ。な。「姓と—」 2 名詞の上に付いて、すぐれている、評判が高い、などの意を表す。「—文句」「—校長」「—ピアニスト」 [接尾]助数詞。人数を数えるのに用いる。「40—」