きみ【君/公】
[名] 1 一国の君主。天皇。天子。 2 自分が仕えている人。主君。主人。「わが—」 3 人を敬慕・親愛の情をこめていう語。「いとしの—」 4 人名・官名などの下に添えて敬意を表す語。男女とも...
きみかげ‐そう【君影草】
スズランの別名。
きみ‐が‐きる【君が着る】
[枕]君のかぶる御笠(みかさ)の意から、「三笠(みかさ)」にかかる。「—三笠の山に居る雲の」〈万・二六七五〉
きみ‐が‐さす【君が差す】
[枕]君の差す御笠(みかさ)の意から、「三笠(みかさ)」にかかる。「—三笠の山のもみぢ葉の」〈古今・雑体〉
きみがじんせいのとき【君が人生の時】
《原題The Time of Your Life》サロイヤンの戯曲。1939年初演。同年、ニューヨーク劇評家サークル賞を受賞。翌1940年、ピュリッツァー賞に決定するも、作者が受賞を拒否した。
きみ‐がた【君方】
[代]二人称の人代名詞。「きみ(君)」の複数形。君たち。あなたがた。「—は皆(みんな)能(よ)く物が食べられるな」〈鉄腸・雪中梅〉
きみ‐が‐よ【君が代】
日本の国歌である歌。「君が代は千代に八千代にさざれ石の巌(いわお)となりて苔のむすまで」の歌詞は和漢朗詠集にあるが、その原型は古今集に見いだされる。明治13年(1880)、宮内省伶人(れいじん...
きみがよ‐の【君が代の】
[枕]君が代の長くあれの意から、「なが」「はるか」にかかる。「—長等(ながら)の山のかひありとのどけき雲のゐる時ぞ見る」〈拾遺・神楽歌〉
きみがよ‐らん【君が代蘭】
キジカクシ科の常緑低木。ユッカの一種。葉は堅い革質で剣状をし、長さ約1メートル。夏・秋、約1メートルの花茎を直立し、黄白色の鐘形花を多数円錐状につける。米国の原産。ねじいとらん。
君(きみ)君(きみ)たらずといえども臣(しん)臣(しん)たらざるべからず
《「古文孝経」序から》主君に徳がなく主君としての道を尽くさなくても、臣下は臣下としての道を守って忠節を尽くさなければならない。