ごう‐ふう【業風】
地獄で吹くという大暴風。地獄に堕(お)ちた衆生(しゅじょう)の悪業に感じて吹くとされる。
ご‐さい【御祭】
夏の土用なかば過ぎに7日間くらい吹く北東風。陰暦6月16、17日の伊勢神宮の祭礼のあるころに吹くのでいう。御祭風。
さあっ‐と
[副]瞬間的に、または軽やかに物事が行われるさま。「風が—吹く」「車が—通り過ぎる」
さく‐ふう【朔風】
《「朔」は北の方角の意》北から吹く風。北風。《季 冬》
ささ
[副]《「さざ」とも》 1 水が勢いよく流れたり注ぎかかったりするさま。「あがきの水、前板まで—とかかりけるを」〈徒然・一一四〉 2 風が吹くさま。「扇をひろげて、殿上を—とあふぎ散らして」〈盛...
ささ‐め・く
[動カ五(四)] 1 ひそひそと話す。ささやく。「かの人々笑はせよと—・き給ふをも知らで」〈落窪・二〉 2 さやさやとかすかに音を立てる。「竹のありける所にて風の吹くに、いみじう—・きければ」〈...
ささわけ‐ごろも【笹分け衣】
笹原を分けて行くときに着ている衣。「嵐吹くささの岡べの朝露に—ぬれつつぞ行く」〈夫木・二八〉
さっ‐さつ【颯颯】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 風が音を立てて吹くさま。「風は—と冷く吹いて」〈鏡花・註文帳〉 2 人柄などが、さっぱりしたさわやかな印象を与えるさま。「心事を丸出にして—と応接す可し」〈福...
さっ‐せい【颯声】
さっと風が吹く音。「—耳をすますところに」〈太平記・二七〉
さつ【颯】
[人名用漢字] [音]サツ(慣) 1 風の吹く音の形容。「颯颯・颯然」 2 きびきびしたようす。「颯爽(さっそう)」