しょう‐さつ【蕭颯】
[形動タリ]ものさびしく秋風が吹くさま。「宸襟(しんきん)を—たる寂寞の中に悩まさる」〈太平記・一八〉
しょう‐しつ【蕭瑟】
[名・形動]秋風が寂しく吹くこと。また、そのさま。「—なる林の裏(うち)、幽冷なる池の上に」〈漱石・幻影の盾〉 [ト・タル][文][形動タリ]に同じ。「—たる秋光の浜に立てば」〈蘆花・不如帰〉
しょうじょう‐こぞう【猩猩小僧】
玩具の一。猩猩の形をした小さな人形。飴細工(あめざいく)または浮き人形に作る。また、猩猩が壺の中から出た形に作り、下の台に挿した笛を吹くと、人形が回転する装置のものもある。
しょう‐ふう【松風】
松に吹く風。松籟(しょうらい)。松韻(しょういん)。まつかぜ。
しょう‐らい【松籟】
松の梢(こずえ)に吹く風。また、その音。松韻。松濤(しょうとう)。 [補説]書名別項。→松籟
しらかわ‐の‐せき【白河の関】
福島県白河市にあった古代の関所。勿来(なこそ)の関・念珠ヶ関(ねずがせき)とともに奥州三関の一。[歌枕]「都をば霞とともにたちしかど秋風ぞ吹く—」〈後拾遺・羇旅〉
しら‐はえ【白南風】
梅雨が明ける6月末ごろから吹く南風。しろはえ。《季 夏》→黒南風(くろはえ)
シロッコ【(イタリア)scirocco/(フランス)sirocco】
地中海北岸に吹く高温の南東風。サハラ砂漠から吹いてくることが多い。
しんぐん‐らっぱ【進軍喇叭】
進軍の合図に吹くらっぱ。
しん‐ぷう【晨風】
早朝に吹く風。あさかぜ。