ふい‐ご【鞴/韛/吹子/吹革】
《「ふきがわ」の変化した「ふいごう」の音変化》火力を強めるために用いる送風装置。箱の中のピストンを動かして風を送る。古代から金属の精錬や加工に使用された。
ふい‐ちょう【吹聴】
[名](スル)言いふらすこと。言い広めること。「自慢話を—して回る」
ふか・す【吹かす】
[動サ五(四)] 1 タバコを吸う。また特に、タバコの煙を深く吸わずに吐き出す。「パイプを—・す」 2 (「噴かす」とも書く)自動車などのエンジンを速く回転させる。「スロットルを全開にして—・す...
ふき‐あが・る【吹(き)上(が)る/噴(き)上(が)る】
[動ラ五(四)] 1 (吹き上がる)風が下から上に向かって吹く。また、物がその風によって上方へあがる。「砂塵が—・る」 2 水・蒸気などがわきあがったり、上へふき出したりする。また、その勢いに押...
ふき‐あげ【吹(き)上げ/噴(き)上げ】
1 (吹き上げ)低い所から風が吹き上がってくること。また、その場所。 2 水・温泉などを高くふき上げること。また、その装置や場所。特に、噴水。 3 室町末期から江戸時代にかけて行われた女性の...
ふきあげ‐ぎょえん【吹上御苑】
皇居の内苑。江戸城西の丸の西側にあたる。江戸時代中期には庭園を管理する吹上奉行がおかれた。現在は、吹上御所がある。
ふきあげ‐の‐はま【吹上の浜】
和歌山市の紀ノ川口の湊(みなと)から雑賀(さいか)の西浜に至る海岸。[歌枕]「打ち寄する波の声にてしるきかな—の秋の初風」〈新古今・雑中〉
ふきあげ‐はま【吹上浜】
鹿児島県、薩摩(さつま)半島西部の東シナ海にのぞむ砂丘海岸。長さ約47キロメートル、幅1〜3キロメートルで九州最大。内側には薩摩湖などのせき止め湖がある。ウミガメの産卵地として知られる。夏はキャ...
ふき‐あ・げる【吹(き)上げる/噴(き)上げる】
[動ガ下一][文]ふきあ・ぐ[ガ下二] 1 (吹き上げる)風が低い所から吹きのぼってくる。「涼風が川から—・げる」 2 (吹き上げる)風が吹いて物を高く舞いあがらせる。「風がすだれを—・げる」 ...
ふき‐あつ・める【吹(き)集める】
[動マ下一][文]ふきあつ・む[マ下二]風が吹いて、物を一つところに寄せ集める。「落ち葉が—・められる」