しゅ・す【呪す】
[動サ変]《「じゅす」とも》のろう。まじないをする。「外道また虚空に向かって且(しばら)く—・したるに」〈太平記・二四〉
じゅ【呪】
1 他人に災いが生じるように神に願うこと。のろい。呪詛(じゅそ)。 2 自分の災いを取り除くために神仏に願うこと。呪術(じゅじゅつ)。まじない。 3 仏語。陀羅尼(だらに)。真言(しんごん)。
じゅ【呪】
[常用漢字] [音]ジュ(慣) [訓]のろう まじなう まじない 1 のろう。のろい。「呪詛(じゅそ)」 2 まじなう。まじない。「呪術・呪文(じゅもん)」 [補説]「咒」は異体字。
じゅ‐い【呪医】
呪術的方法で病気の診断や治療を行う者。
じゅ‐いん【呪印】
仏語。真言陀羅尼と印契(いんげい)。口に呪文を唱え、手に印を結ぶこと。
じゅ‐がん【呪願】
《「しゅがん」とも》法会または食事の時に、施主の願意を述べ、幸福などを祈ること。また、その祈願の文章。
じゅがん‐し【呪願師】
法会のとき、呪願文を読む僧。七僧の一。
じゅがん‐もん【呪願文】
呪願の内容を書いた文。
じゅ‐ぐ【呪具】
呪術に用いる道具。
じゅ‐ごん【呪禁】
まじないを唱えて物の怪(け)などの災いをはらうこと。