シンパ
《「シンパサイザー」の略》同調者。共鳴者。特に革命運動などで、党派・組織には加わらず、外部からその運動を心情的、物質的に支持・援助する人。
じんみん‐しゅぎ【人民主義】
19世紀後半、ロシアの革命運動で、インテリゲンチア(知識階級)が提唱した共同体的社会主義思想。信奉者をナロードニキといい、専制と農奴制を打倒し、農村共同体を地盤とした農民社会主義を実現しようとし...
せかい‐けい【世界系】
《多く「セカイ系」と書く》小説・漫画・アニメなどのストーリー展開で、主人公である平凡な少年や少女の心情・行動、他者との関係性が、全世界の命運を左右することになるというもの。また、その作品。
ちかしつから【地下室から】
田中英光の小説。昭和23年(1948)発表。戦後の共産党革命運動の内実を暴く作品。
ちゅうか‐ぜんこくそうこうかい【中華全国総工会】
中国の労働組合の全国連合組織。1925年、中国共産党の影響のもとに結成され、中国革命運動を推進した。一時、国民党政府により非合法化されたが、1948年に復活。のちに文化大革命で解体したが、197...
ドン‐コサック【Don Cossack】
16世紀以降、ドン川流域に勢力をもったコサック。狩猟や養蜂などを生業とする一方で軍事的共同体を形成。ロシアの農奴制に反発を繰り返すが、プガチョフの乱以降は中央政府の管理下に置かれた。18世紀から...
ナロードニキ【(ロシア)narodniki】
19世紀後半、ロシアで革命運動を行ったインテリゲンチア。農村共同体(ミール)を基盤とした独自な社会主義への移行を考え、「ブ‐ナロード(人民の中へ)」をスローガンに農民の啓蒙に努めたが、農民の無関...
ね‐ぐさ・る【根腐る】
[動ラ四](多く「命」のあとに続けて)命運が尽きる。「助けられたる命—・って死に来たか」〈浄・浦島年代記〉
はくしょく‐テロ【白色テロ】
為政者が反政府運動や革命運動に対して行う激しい弾圧。白色はフランス王権の象徴だった白百合(しらゆり)に由来するという。白色テロル。
はは【母】
《原題、(ロシア)Mat'》ゴーリキーの長編小説。1907年刊。労働運動を繰り広げる息子とその友人の影響を受けた母親が、階級意識に目覚めて革命運動に加わっていく過程を描く。