てんぐ‐ばなし【天狗咄】
1 天狗にまつわる怪異な現象などを主題にしたはなし。 2 自慢ばなし。「—に花を咲かせる」
とつ【咄】
[感]《舌打ちの音から》 1 激しくしかるときに発する語。ちょっ。「—、国賊」〈木下尚江・良人の自白〉 2 事の意外さに驚き怪しむときに発する語。
とつ【咄】
[音]トツ(漢) [訓]はなし 〈トツ〉舌打ちする音。「咄嗟(とっさ)・咄咄」 〈はなし(ばなし)〉落とし話。「咄家(はなしか)/小咄・三題咄」
とつ‐とつ【咄咄】
《「とつ」を重ねていう語》 [副]驚いたりくやしがったりするさま。またそのために舌打ちをしたり声を発したりするさま。「—、何等の悲痛なる話ぞや」〈独歩・欺かざるの記〉 [形動タリ]に同じ。...
にんじょう‐ばなし【人情話/人情噺/人情咄】
落語で、世情・人情を主な題材としたもの。「芝浜」「文七元結」など。
はなし【話】
1 言葉を交わすこと。会話。談話。また、声を出して言うこと。「—が尽きない」「こそこそ—」 2 筋をたてて述べること。また、その内容。「—のうまい人」「ためになる—」 3 話題。「—は変わります...
ひとくち‐ばなし【一口話/一口噺/一口咄】
ちょっとした短い話。ごく短くておもしろい話。小話。
よ‐ばなし【夜話/夜咄】
1 夜、談話すること。また、その談話。やわ。《季 冬》「—や猫がねずみをくはへゆく/孝作」 2 「夜咄の茶事」の略。