いずみ【和泉】
旧国名の一。五畿に属し、現在の大阪府南部にあたる。泉州。 大阪府南部の市。中心の府中は、もと和泉国の国府の地。綿布・ガラス工業が盛ん。信太(しのだ)の森がある。人口18.5万(2010)。
いずみ‐いし【和泉石】
大阪府泉南地方に産する白亜紀の砂岩。緻密(ちみつ)で緑灰色。墓石などに使う。
いずみ‐かつらぎさん【和泉葛城山】
⇒葛城山
いずみ‐さんみゃく【和泉山脈】
大阪府と和歌山県との境の山脈。最高峰は岩湧(いわわき)山で、標高897メートル。
いずみ‐し【和泉市】
⇒和泉
いずみしきぶにっき【和泉式部日記】
日記。1巻。和泉式部の自作とされるが、他作説もある。寛弘4年(1007)成立とする説が有力。長保5年(1003)4月から翌年正月までの、敦道親王との恋愛の経過を、歌を交えて物語ふうに記す。和泉式...
いずみ‐の‐くに【和泉国】
⇒和泉
いずみやそめものみせ【和泉屋染物店】
木下杢太郎の戯曲。明治44年(1911)「スバル」誌に発表。明治45年(1912)刊行。大正3年(1914)、新時代劇協会により有楽座で初演。
いずみ‐りゅう【和泉流】
狂言の流派の一。慶長(1596〜1615)のころ、山脇和泉守元光、その子元宣の代に成立。尾張藩・加賀藩の保護を受け、宮中にも出仕した。野村派・三宅派などがある。