こう‐きん【咬筋】
下顎を引き上げて歯をかみ合わせる働きをする筋肉。頰骨弓(きょうこつきゅう)から起こり下顎枝につく。咀嚼筋(そしゃくきん)のうち最も浅層にあり、強い力を発揮する。
こう‐けい【咬痙】
口を開こうとすると口の筋肉が痙攣(けいれん)して、歯を食いしばるような状態になる症状。破傷風の初期にみられ、ヒステリー・癲癇(てんかん)などでも現れることがある。牙関緊急(がかんきんきゅう)。
こう‐ごう【咬合】
上の歯と下の歯とのかみ合わせ。「不正—」
こう‐しょう【咬傷】
かみ傷。かまれた傷。
こう‐そう【咬創】
かみ傷。かまれた傷。
こうそう‐しょう【咬爪症】
手指の爪をかむ癖のあること。また、その状態。爪かみ。
こう‐どく【咬毒】
ある種の動物の唾液(だえき)に含まれる毒。かみつくことで他の動物に毒を注入する。マムシ・ウミヘビ・ヒョウモンダコなどにみられる。