こく【哭】
[音]コク(呉)(漢) [訓]なく 大声で泣く。「鬼哭・号哭・痛哭・慟哭(どうこく)」
こく・する【哭する】
[動サ変][文]こく・す[サ変]大声を上げて泣く。慟哭(どうこく)する。「異郷に去って、激しい自分の運命を—・したいと思う」〈藤村・新生〉
こく‐せい【哭声】
泣き叫ぶ声。「遥に啾々(しゅうしゅう)たる婦人の—あり」〈竜渓・経国美談〉
こっ‐きゅう【哭泣】
[名](スル) 1 大声をあげて泣き叫ぶこと。号泣。「天を仰いで—する」 2 葬儀の際、死を悲しんで泣き叫ぶこと。また、その儀礼。
ね【音/哭】
1 おと。「鐘の—」「琴の—」 2 声。また、泣き声。「本—」「弱—」 3 鳥獣などの鳴き声。「雁(かり)の—」「虫の—」 [補説]「おと」が大きな音響をさしたのに対し、「ね」は比較的小さな、人...