とうざん‐じしん【唐山地震】
1976年7月28日、中国の唐山市中心部を震源に発生したマグニチュード7.8の地震。唐山・天津(てんしん)地区を中心に、死者約24万人を出す甚大な被害をもたらした。
とう‐し【唐紙】
中国で作り、日本に輸入された紙。質はもろいが、墨の吸収がよいので古来書画用などとして愛用された。19世紀に入って和唐紙とよばれる模造品も作られた。→からかみ(唐紙)
とう‐し【唐詩】
1 中国、唐代の詩。絶句・律詩などの近体詩が完成され、李白・杜甫らのすぐれた詩人が多い。 2 一般に、中国古典詩のこと。からうた。
とうしせん【唐詩選】
中国の唐詩の選集。7巻。明の李攀竜(りはんりょう)の編というが未詳。李白・杜甫など、盛唐期の詩に重きを置き、計128人の465編を詩体別に収めたもの。日本には江戸初期に伝来し、漢詩入門書として大...
とうしせんひょうしゃく【唐詩選評釈】
中国、明代の詩集「唐詩選」の評釈書。李攀竜(りはんりょう)による原著を森槐南(もりかいなん)が評釈したもの。明治25年(1892)から明治30年(1897)にかけて全6冊を刊行。
とう‐しゃく【唐尺】
中国、唐代に用いられた尺。大尺(約30センチ)と小尺(約24.6センチ)の2種がある。日本では、大宝・養老令で採用、大尺は田地などの測量用として、小尺はその他の測定用として、広く用いられた。
とうしょうだい‐じ【唐招提寺】
奈良市にある律宗の総本山。開創は天平宝字3年(759)、鑑真(がんじん)の開山で、ここに戒壇を設け律宗の根本道場とした。金堂、平城宮の朝集殿を移築した講堂、経蔵・宝蔵などは奈良時代の建物で国宝。...
とうしょうだいじへのみち【唐招提寺への道】
日本画家、東山魁夷によるエッセー。唐招提寺御影堂(みえいどう)の障壁画制作にまつわる秘話、鑑真への思いなどを語る。雑誌「芸術新潮」に連載ののち、昭和50年(1975)に刊行。
とうしょうだいじみえいどうしょうへきが【唐招提寺御影堂障壁画】
唐招提寺にある、鑑真和上像を安置する御影堂の障壁画。日本画家東山魁夷が、昭和50年(1975)に第1期作品「山雲」「濤声」を、昭和55年(1980)に第2期作品「黄山暁雲」「揚州薫風」「桂林月宵...
とう‐しょうぶ【唐菖蒲】
グラジオラスの別名。