い【唯】
⇒ゆい
い‐い【唯唯】
[ト・タル][文][形動タリ]他の意見に従って少しも逆らわないさま。「—として従う」 [感]かしこまって了承するときの応答の語。はい。「疑ひ無きゆゑに—とこたへ給ふ」〈都鄙問答・三〉
い‐しょう【称唯】
宮廷で、天皇に召された官人が口を覆って「おお」と応答すること。「高く—してまかり立ちて」〈愚管抄・三〉 [補説]「称唯」を「いしょう」と転倒して読むのは、「譲位」と音が似ているので、それを避けた...
しょう‐い【称唯】
⇒いしょう(称唯)
ただ【唯/只/但】
《「直(ただ)」と同語源》 [副] 1 そのことだけをするさま。それよりほかにないと限定するさま。ひたすら。もっぱら。「—時間ばかりかかる」「—無事だけを祈る」 2 数量・程度などがごく少ない...
ただ‐ただ【唯唯/只只】
[副]「ただ」を強めていう語。ひたすら。もっぱら。「—みごとというほかはない」「—友の無事を祈る」
たんだ【唯】
[副]《「ただ」の撥音添加》「ただ」を強めていう語。「—一人の息子」〈有島・星座〉
だく‐い【諾唯】
他人の言葉に対する応答。返答。あいさつ。
ゆい【唯】
[常用漢字] [音]ユイ(呉) イ(ヰ)(漢) [訓]ただ 〈ユイ〉ただ…だけ。「唯一・唯識・唯美・唯我独尊・唯心論・唯物論」 〈イ〉「はい」という承諾の返事。「唯唯諾諾/諾唯」