てい【啼】
[音]テイ(漢) [訓]なく 1 涙を流して泣く。「啼泣/悲啼」 2 鳥や獣などが鳴く。「啼鳥」
てい‐きゅう【啼泣】
[名](スル)声をあげて泣くこと。「遺体にすがって—する」
てい‐こく【啼哭】
[名](スル)大声で泣くこと。
てい‐せい【啼声】
なくこえ。なきごえ。「群児—の中に於て、悠然として詩歌を作り」〈中村訳・西国立志編〉
てい‐ちょう【啼鳥】
鳴く鳥。さえずる鳥。また、鳥の鳴き声。「落花—の情けも心に浮ばぬ」〈漱石・草枕〉
なき‐うさぎ【啼兎】
ウサギ目ナキウサギ科の哺乳類の総称。岩場などにすみ、体長約15センチ。耳は短くて丸く、尾はない。プチーと聞こえる鋭い声で鳴く。シベリア・中国東北部・北海道に分布。
な・く【泣く/鳴く/啼く】
[動カ五(四)] 1 (泣く) ㋐悲しみ・苦しみ・喜びや痛さなどをおさえることができず、声をあげたり、涙を出したりする。「うれし泣きに—・く」「大声をあげて—・く」「話に感動して—・く」 ㋑身に...
なくとりの【啼く鳥の】
大庭みな子の小説。昭和60年(1985)刊行。翌年、第39回野間文芸賞受賞。