なき‐ぶくろ【鳴(き)袋】
ホエザルなど猿ののどにある、袋状の共鳴器官のこと。喉嚢(こうのう)。
なん‐こつ【軟骨】
軟骨細胞とそれを取り囲む基質からなる支持器官。弾力性があり、脊椎動物によく発達。発生初期は骨格の大部分を占めるが、のちに骨組織に置換され、人間では関節・喉頭蓋(こうとうがい)・耳介・椎間板などに...
難産(なんざん)色(いろ)に懲(こ)りず
《難産で苦しんだ女が、懲りもしないで、また色事を行う意から》苦しんだことを忘れ、懲りずにまた同じ事を繰り返すことのたとえ。喉元過ぎれば熱さを忘れる。
のう‐かん【能管】
能に用いる、7指孔で長さ約39センチの横笛。4〜6本の短い管をつなぎ、また、吹き口と指孔の間には別の管(喉(のど))をはめ込む。歌舞伎囃子(ばやし)や民俗芸能にも用いられる。能笛(のうてき)。
のぎ【鯁】
《「芒(のぎ)」と同語源》のどに刺さる小さい魚の骨。「喉(のみと)に—ありて、物え食はず」〈記・上〉
のど【喉/咽/吭】
《「のんど」の音変化》 1 口腔の奥の、食道と気管に通じる部分。咽喉(いんこう)。「御飯が—につかえる」「—まで出かかった言葉をのみこむ」 2 頸部(けいぶ)の前面。のどくび。「剣で—を突く」 ...
のど‐ぼとけ【喉仏】
のどの中間の、甲状軟骨が突出して高くなっている部分。成年男子に顕著で、西洋では俗にアダムのりんごという。のどぼね。喉頭結節(こうとうけっせつ)。
のど‐ぼね【喉骨】
「喉仏(のどぼとけ)」に同じ。
喉(のど)まで◦出(で)る
《「喉まで出掛かる」とも》 1 知っているはずの物事なのに、もう少しのところで思い出せない。「—◦出ているのに思い出せず、もどかしい」 2 もう少しのところで口に出してしまいそうになる。「文句が...
のど‐わ【喉輪】
1 鎧(よろい)の小具足の一。首にかけて、のどから胸板の上のすきまを覆うもの。月形の鉄に小札(こざね)の板二段の垂(たれ)を革製の蝙蝠付(こうもりづけ)で取り付ける。 2 「喉輪攻(のどわぜ)め...