あえぎ【喘ぎ】
1 あえぐこと。また、あえぐ声。 2 喘息(ぜんそく)。〈和名抄〉
あえぎ‐あえぎ【喘ぎ喘ぎ】
[副]《動詞「あえぐ」の連用形を重ねたもの》苦しそうに息を切らしているさま。「敵に追われて—走る」
あえぎ‐ごえ【喘ぎ声】
苦しそうに息をする際に漏れ出る声。
あえ・ぐ【喘ぐ】
[動ガ五(四)]《古くは「あえく」》 1 苦しそうに、せわしく呼吸する。息を切らす。「急な坂を—・ぎながら登る」 2 重圧や貧困などに苦しみ悩む。「不況に—・ぐ」
ずだ‐やくしゅ【喘息薬種】
ユキノシタ科の多年草。亜高山帯の林下に生え、高さ10〜25センチ。葉は卵形で浅く裂ける。夏、白い小花を総状につける。名は、薬草として喘息(ぜんそく)に効くことに由来。
ぜん【喘】
[音]ゼン(慣) [訓]あえぐ はあはあと短く呼吸する。「喘息/余喘」
ぜん‐そく【喘息】
1 あえぐこと。息のせくこと。 2 息を吐き出すのが困難で、喘鳴を伴う発作性の呼吸困難を主とした症候群。アレルギーなどによる気管支喘息のほか、心臓病のある人に起こる心臓喘息や、尿毒症のときに起こ...
ぜんそく‐タバコ【喘息タバコ】
薬剤を巻きタバコ状にし、喘息発作時に吸って用いたもの。《季 夏》
ぜん‐めい【喘鳴】
ぜいぜい、ひゅうひゅうという呼吸音。上気道に痰(たん)などがひっかかったときや気管支喘息の患者などにみられる。