けん‐か【喧嘩/諠譁】
《が原義》 [名](スル) 言い合ったり殴り合ったりしてあらそうこと。いさかい。「—をふっかける」「—するなら外でしろ」「口—」 [名・形動]騒がしいこと。また、そのさま。「旅客人民共に群...
けんか‐かい【喧嘩買い】
好んでけんかの相手になること。特に、他人のけんかを引き受けること。江戸時代には男だてとされた。「大門際に—と出るもありけり」〈一葉・たけくらべ〉
けんか‐ごし【喧嘩腰】
すぐにもけんかを仕掛けそうに、くってかかる態度。「—で掛け合う」
けんか‐し【喧嘩師】
好んでけんかをする者。けんかを商売のようにしている無頼漢。「—ひけとる分隠し」〈浮・五人女・三〉
喧嘩(けんか)過(す)ぎての棒(ぼう)千切(ちぎ)り
けんかが終わってから棒切れを持ち出すこと。時機に遅れて効果のないことのたとえ。争い果ててのちぎり木。
けんか‐だこ【喧嘩凧】
空に揚げた凧の揚げ糸を相手の凧の糸に絡ませ、切り合う遊び。切られた方が負け。糸にガラスの粉を塗りつけたりする。長崎のハタ、浜松の大凧合戦などが有名。
けんかっ‐ぱや・い【喧嘩っ早い】
[形]「けんかばやい」の音変化。「熱血漢だが—・いのが玉に瑕(きず)」
喧嘩(けんか)にかぶる笠(かさ)はなし
けんかはいつしかけられるかわからないので、防ぎようがない。
喧嘩(けんか)のそば杖(づえ)
けんかをそばで見ていて、打ち合う杖に当たること。関係のない人がけんかのとばっちりを受けること。
喧嘩(けんか)は降(ふ)り物(もの)
けんかは、雨や雪のように、いつどんなはずみで起こるかわからない。