から・す【嗄らす】
[動サ五(四)]《「涸らす」と同語源》声をかすれさせる。「声を—・して叫ぶ」
から・びる【乾びる/涸びる/嗄びる/枯らびる】
[動バ上一][文]から・ぶ[バ上二] 1 (乾びる・涸びる)乾いて水分がなくなる。草木がしおれる。「黄ろく—・びた刈科(かりかぶ)を」〈二葉亭訳・あひゞき〉 2 (乾びる・涸びる)物事が、潤いの...
から・ぶ【乾ぶ/涸ぶ/嗄ぶ/枯らぶ】
[動バ上二]「からびる」の文語形。
か・る【嗄る】
[動ラ下二]「か(嗄)れる」の文語形。
かれ【嗄れ】
声がかれること。「声の—がひどい」
かれ‐がれ【嗄れ嗄れ】
[形動][文][ナリ]声がかすれるさま。声がかれ衰えるさま。「余命のなさそうな虫が…—に鳴いている」〈三重吉・小鳥の巣〉
かれ‐ごえ【嗄れ声】
しわがれ声。かすれ声。
かれ‐ば・む【嗄ればむ】
[動マ四]声がしわがれたようすになる。「あやしく—・みさわぎたる声にて」〈枕・八〉
か・れる【嗄れる】
[動ラ下一][文]か・る[ラ下二]《「枯れる」と同語源》声がかすれる。しわがれる。また、声が出なくなる。「歌い過ぎでのどが—・れる」
さ‐せい【嗄声】
声帯に病変があるため音声が異常な状態。しわがれ声・かすれ声などの状態。かせい。