うそつき‐いわい【嘘吐き祝(い)】
本州中国地方で12月8日に行う商人の行事。1年間ついた嘘が帳消しになる日だとして、豆腐汁やこんにゃく田楽を作って祝う。うそつきばらい。
嘘吐(うそつ)きは泥棒(どろぼう)の始(はじ)まり
悪いと思わないで嘘をつく人は、泥棒をするのも平気になるということ。
嘘(うそ)で固(かた)・める
嘘ばかりで話などをまとめる。「—・めた報告書」「—・めた世渡り」
嘘(うそ)と坊主(ぼうず)の頭(あたま)はゆったことがない
《「嘘を言う」と「頭を結う」を掛けた洒落(しゃれ)》これまで嘘をついたことがない。
うそ‐の‐かわ【嘘の皮】
うわべをとりつくろった全くの嘘。嘘であることを強めていう。
うそ‐はっぴゃく【嘘八百】
多くの嘘。また、まったくのでたらめ。「—を並べる」
嘘(うそ)も方便(ほうべん)
嘘は罪悪ではあるが、よい結果を得る手段として時には必要であるということ。
嘘(うそ)を言(い)え
《嘘を言うなら勝手に言え、こちらではわかっているぞ、の意》嘘を言う相手をとがめたり、話の内容に疑義をはさんだりするときの言葉。うそを吐(つ)け。「—、君のしわざに決まっている」
エピメニデス‐の‐パラドックス
古代ギリシャ七賢人の一人、エピメニデスにまつわる論理的逆説。クレタ島出身のエピメニデスが「クレタ人はみな嘘つきだ」と述べたという命題の真偽を問う際、クレタ人であるエピメニデスが真実を述べていると...
おお‐うそ【大嘘】
ひどいうそ。まっかなうそ。「—はつくとも小嘘(こうそ)はつくな」