きん‐のう【金嚢】
かねを入れる袋。さいふ。
きん‐のう【錦嚢】
1 錦(にしき)で作った袋。 2 《唐の李賀が、道を歩くときにも下男に1を持たせ、詩ができると入れたという故事から》詩稿を入れる袋。 3 他人の詩をほめていう語。
くう‐のう【空嚢】
1 からの袋。 2 からの財布。「我—を傾くと雖も、未だ美人の手に触るる能わず」〈服部誠一・東京新繁昌記〉
くそ‐ぶくろ【糞袋/糞嚢】
胃・腸などの古称。転じて、からだ・人間のこと。〈名義抄〉
けつまく‐のう【結膜嚢】
結膜のこと。まぶたの裏から眼球の表面にかけて嚢状(のうじょう)(ふくろ状)になっていることから。
こう‐のう【膠嚢】
薬のカプセルのこと。
こう‐のう【行嚢】
郵袋(ゆうたい)の旧称。「郵便集配人がズックの—をかついで」〈花袋・田舎教師〉
こう‐のう【香嚢】
1 金属製の球で、中に香を入れ、ひもに鉤(かぎ)をつけて室内・牛車(ぎっしゃ)などにつるすもの。こうぶくろ。 2 香を入れる袋。金襴(きんらん)で作り、懐に入れた。においぶくろ。こうぶくろ。
こう‐ぶくろ【香袋/香嚢】
⇒香嚢(こうのう)
こおり‐ぶくろ【氷袋/氷嚢】
⇒ひょうのう(氷嚢)