ふ‐のう【浮嚢】
うきぶくろ。
へいこう‐のう【平衡嚢】
⇒平衡胞(へいこうほう)
ほうし‐のう【胞子嚢】
胞子を内部に生じる袋状の生殖器官。成熟すると破れて胞子を散布する。シダ植物の葉の裏面やコケ植物の蒴(さく)にみられる。
ほお‐ぶくろ【頰袋/頰嚢】
ニホンザル・ヒヒやリスなどのほおの内側にある、食物を一時ためておく袋状の部分。
ぼくじゅう‐のう【墨汁嚢】
イカ・タコの体内にあり、分泌される墨汁を蓄える袋。
ボーマン‐のう【ボーマン嚢】
糸球体嚢(しきゅうたいのう)の異称。英国の眼科医で解剖・生理学者のボーマン(W.Bowman)が最初に記載したのでいう。
まつ‐ふぐり【松陰嚢/松毬】
まつかさ。まつぼっくり。《季 秋》
まつ‐ぼっくり【松毬/松陰嚢】
《「まつふぐり」の音変化》「松笠(まつかさ)」に同じ。
みみぶくろ【耳嚢/耳袋】
江戸中期の随筆。10巻。根岸鎮衛(ねぎしやすもり)著。佐渡奉行・勘定奉行・町奉行を務めた著者の見聞録で、未刊ながら写本で伝わる。
めい‐のう【鳴嚢】
カエルなどの雄ののどにある袋状の器官。鳴くときにふくらませて共鳴させる。歌袋(うたぶくろ)。