ひき‐つぼ・ぬ【引き局ぬ】
[動ナ下二]屏風(びょうぶ)や几帳(きちょう)などを引きめぐらして囲う。「はかなく屏風、几帳ばかりを—・ね」〈栄花・わかばえ〉
まく‐ことば【幕詞】
武士が軍陣に用いた忌み詞。幕を張ることを場合に応じて言い分けたもの。味方のは「打つ」、敵の場合は「引く」、船には「走らかす」、座敷・桟敷などには「囲う」といった類。
み‐あみ【身網】
定置網の主となる部分で、垣網によって導かれた魚群を囲う袋状の網。囲い網。胴網。
め‐かけ【妾/目掛(け)】
1 《目をかけるところから》正妻のほかに、愛し養う女性。二号。「—を囲う」 2 ひいきにすること。また、そのもの。「不断—の浜側の色宿に昼過ぎより入らせられ」〈浮・曲三味線・三〉
ゆき‐がこい【雪囲い】
1 雪国で、風雪を防ぐため、家の周囲を囲うこと。また、その設備。雪垣。《季 冬》「親犬や天窓(あたま)で明ける—/一茶」 2 庭木を雪や霜から守るために、むしろやわらで囲うこと。また、そのもの。
よしず‐ばり【葦簀張り】
よしずで囲うこと。また、よしずで囲った小屋や店。「—の茶店」