くに‐の‐おや【国の親】
1 天皇。また、太上天皇。「—となりて、帝王の上なき位に」〈源・桐壺〉 2 皇后。また、天皇の生母。国母(こくも)。「—ともて騒がれ給ひ」〈紫式部日記〉
くに‐の‐かみ【国の守】
1 国司の長官。 2 ⇒国主大名(こくしゅだいみょう)
くにのそこたち‐の‐みこと【国底立尊】
⇒国常立尊(くにのとこたちのみこと)
くに‐の‐つかさ【国の司】
「国司(こくし)」に同じ。「—詣(まう)で訪(とぶら)ふにも、え起き上がり給はで」〈竹取〉
くにのとこたち‐の‐みこと【国常立尊】
日本神話の神。「日本書紀」では、天地開闢(かいびゃく)のときあらゆる神に先立って現れた第一神。国土生成の中心的神とされる。「古事記」では、国常立神の名で、第6番目に現れた神。国底立尊(くにのそこ...
くに‐の‐はかせ【国の博士】
⇒くにはかせ
くに‐の‐はな【国の花/国の華】
1 国を代表する花。国花。 2 国の誇りとなるもの。 3 文章の美称。
くに‐の‐はは【国の母】
皇后または皇太后のこと。国母(こくも)。「若君、—となり給ひて」〈源・若菜上〉
くに‐の‐まほら【国のまほら】
《「ま」は美称、「ほ」は最もすばらしいことやものの意、「ら」は接尾語》国の中で最もすばらしい所。くにのまほろば。くにのほ。「—をつばらかに示し給へば」〈万・一七五三〉
くに‐の‐まほろば【国のまほろば】
「国のまほら」に同じ。「大和(やまと)は—」〈記・中・歌謡〉