あっ‐か【悪貨】
質の悪い貨幣。貨幣としての品質の劣るもの、地金(じがね)の価格が法定価格より低いもの、すり減ったものなど。⇔良貨(りょうか)。
い‐つぶ・す【鋳潰す】
[動サ五(四)]金属製の器物を溶かし、地金(じがね)に戻す。いくずす。「梵鐘を—・して大小の銃砲を製造すべき」〈条野有人・近世紀聞〉
いと‐ぞうがん【糸象眼】
象眼で、地金に文様や文字を細く彫り、そこに糸状の他の金属をはめ込む技法。
かつじ‐ごうきん【活字合金】
活字の鋳造に使われる合金。鉛にアンチモンと錫(すず)とを加えたもの。十分な硬度をもち、融点が低く、鋳造後の収縮が少ない。活字地金(じがね)。
きん‐かい【金塊】
金のかたまり。金の地金(じがね)。
きん‐かいきん【金解禁】
金貨幣または金地金の輸出禁止を解除すること。特に日本では、昭和5年(1930)浜口内閣が金の自由輸出禁止を解除し、金本位制度に復帰させた政策をいう。金輸出解禁。
きんかくほんい‐せいど【金核本位制度】
金本位制度の一。金地金(きんじきん)本位制度と金為替本位制度とをあわせた呼称。
きんがわせ‐ほんいせいど【金為替本位制度】
金本位制度の一。国内では金貨を発行せず、金貨本位制度または金地金本位制度を採用している国の通貨で支払われる金為替によって兌換(だかん)が行われる制度。通貨と金との等価関係が間接的に維持される。金...
きん‐じがね【金地金】
1 細工などで、金を地金とすること。また、その地金。 2 投資対象として作られる金のインゴット(鋳塊)のこと。
きんじきんほんい‐せいど【金地金本位制度】
金本位制度の一。金貨の代わりに銀行券・補助鋳貨などを流通させ、請求があれば金地金によって兌換(だかん)を行う制度。金為替本位制度とあわせて、金核本位制度とよぶこともある。金塊本位制度。