じがね‐の‐さび【地金の錆】
生まれつき持っている悪い癖。
地金(じがね)を出(だ)・す
本性を現す。「なるべく—・すようにして書かなくては」〈志賀・赤西蠣太〉
じ‐がみ【地神】
祖霊、農神ともされる神。屋敷内や辻(つじ)・田のそばに祭る。地主神(じぬしがみ)。じしん。
じ‐しん【地神】
⇒じがみ(地神)
じ‐がみ【地紙】
1 扇や傘などに張るために、その形に切った紙。 2 金銀の箔(はく)などを張りつける下地の紙。 3 紋所の名。扇の地紙をかたどったもの。
じ‐がみ【地髪】
1 入れ髪やかつらなどではない、自然に生えている頭髪。地毛(じげ)。自毛(じもう)。 2 頭巾などをかぶらないで、髪をあらわにすること。「宵は綿帽子、更けては—、夜歩(あり)き足音かるく」〈浮・...
じがみ‐うり【地紙売り】
江戸中期、若衆姿で扇形の箱を担ぎ、扇の地紙を売り歩いた者。
じがみ‐がた【地紙形】
扇の地紙のような形。扇形(おうぎがた)。
じ‐がみなり【地雷】
地に鳴り響く雷。また、大地の揺れ動く響き。「この塚めきめきと動き—のごとくしばらく鳴りやまず」〈浮・真実伊勢〉
じ‐きょうげん【地狂言】
1 舞踊本位の所作事に対して、せりふ本位の歌舞伎狂言。地芸。 2 素人の演じる狂言。 3 その土地の芝居。地方の芝居好きが農閑期の盆や祭礼などに演じるもの。村芝居。草芝居。地芝居。