あか‐びかり【垢光り】
[名](スル)衣服などが垢や手ずれで光ること。「—した袖口(そでぐち)」
く【口/工/公/孔/功/垢/紅/貢】
〈口〉⇒こう 〈工〉⇒こう 〈公〉⇒こう 〈孔〉⇒こう 〈功〉⇒こう 〈垢〉⇒こう 〈紅〉⇒こう 〈貢〉⇒こう
く【垢】
仏語。煩悩(ぼんのう)。心をけがす不浄なもの。
く‐に【垢膩】
あかとあぶら。「後に負へる袋には、—の垢付ける衣あり」〈謡・卒都婆小町〉
こう【垢】
[音]コウ(漢) ク(呉) [訓]あか 〈コウ〉あか。よごれ。「垢衣・垢面/歯垢・塵垢(じんこう)」 〈ク〉に同じ。「無垢(むく)」 〈あか〉「手垢・耳垢」 [難読]垢離(こり)・頭垢(ふけ)
こう‐い【垢衣】
あかのついた衣服。
こう‐じ【垢膩】
あかやあぶらなどのよごれ。「領(えり)や肘(ひじ)はいつも—に汚れている」〈鴎外・魚玄機〉
こう‐めん【垢面】
あかじみてよごれた顔。「蓬頭(ほうとう)—」
こり【垢離】
《「かわお(川降)り」の音変化か。「垢離」は当て字》神仏への祈願や祭りなどの際、冷水を浴び身を清めること。水垢離。→禊(みそぎ)
こり‐ば【垢離場】
1 水垢離の行(ぎょう)をする場所。 2 江戸末期、大山参りに出立する人が垢離を取った、江戸両国の隅田川べりの盛り場。