しょう‐へき【牆壁/墻壁】
1 垣根と壁。囲い。 2 隔てるもの。へだて。「此一銭五厘が二人の間の—になって」〈漱石・坊っちゃん〉
し‐わた・す【為渡す】
[動サ四]端から端までずっと作り備える。作り渡す。「卯花の垣根ことさらに—・して」〈源・少女〉
すぎ‐がき【杉垣】
1 杉を植えならべて垣根としたもの。 2 盂蘭盆(うらぼん)のとき、精霊棚(しょうりょうだな)に杉の青葉を立て並べたもの。
そう‐し【桑梓】
《昔、中国で、屋敷の垣根に桑と梓(あずさ)とを植え、養蚕や器具用として子孫に残したという「詩経」小雅・小弁の故事から》父母を敬い、ふるさとを思うこと。転じて、ふるさと。故郷。
そで‐がき【袖垣】
1 建物などのわきに添える幅の狭い垣。 2 和船の艫(とも)のほうに、垣根のように高く作ったもの。
たおれ‐かか・る【倒れ掛(か)る】
[動ラ五(四)] 1 倒れて物にもたれかかる。「植木が垣根に—・っていた」 2 倒れはじめる。また、今にも倒れそうである。「—・った電柱」
ち【雉】
[音]チ(漢) [訓]きじ きぎし きぎす 1 鳥の名。キジ。「雉兎(ちと)/白雉」 2 土を築き固めた城の垣根。 [名のり]のぶ・ふさ [難読]雉子(きじ・きぎし・きぎす)
つくろ・う【繕う】
[動ワ五(ハ四)]《動詞「つく(作)る」の未然形に反復継続の助動詞「ふ」の付いた「つくらふ」の音変化》 1 衣服などの破れ損じたところや物の壊れた箇所を直す。補修する。「ほころびを—・う」「垣根...
と【堵】
垣。垣根。
時(とき)分(わ)か◦ず
季節の区別がない。四季に関係ない。いつの時季でも。「湯の原に鳴く葦田鶴(あしたづ)は我(あ)がごとく妹(いも)に恋ふれや—◦ず鳴く」〈万・九六一〉 「—◦ず降れる雪かと見るまでに垣根もたわに咲け...