あい‐しゅう【愛執】
愛するものに心がとらわれて離れられないこと。愛着(あいじゃく)。「—の念を断つ」
い‐しゅう【意執】
あることを心に固く信じて、それから離れられないこと。「—我執を存ぜんこと三途(さんづ)の苦悩のがれ難し」〈盛衰記・一九〉
い‐しゅう【異執】
仏語。正しい論理からはずれた見解を立てて、これに執着すること。
おん‐だらし【御弓/御執】
《「おんたらし」とも》貴人の弓を敬っていう語。大将の持つ弓。みたらし。「たとひ千疋(ひき)万疋にかへさせ給ふべき—なりとも」〈平家・一一〉
かく‐しつ【確執】
[名](スル)互いに自分の意見を強く主張して譲らないこと。また、そのために生じる不和。かくしゅう。「兄弟の間の—」
かく‐しゅう【確執】
[名](スル)「かくしつ(確執)」に同じ。
がき‐へんしゅう【餓鬼偏執】
他人の考えや迷惑を無視して自分の考えだけにとらわれること。また、その人。
が‐しゅう【我執】
1 自分中心の考えにとらわれて、それから離れられないこと。我を通すこと。また、その気持ち。「—にとらわれる」 2 仏語。人には常住不変の実体があるとする誤った考え。我見。
こ‐しつ【固執】
[名](スル)《「こしゅう(固執)」の慣用読み》あくまでも自分の意見を主張して譲らないこと。「自説に—する」
こ‐しゅう【固執】
[名](スル)「こしつ(固執)」に同じ。「従来のやり方に—する」