あいづ‐ぬり【会津塗】
会津地方で作られる漆器の総称。天正年間(1573〜1592)より興り、古くは漆絵による会津盆、現代では消し粉(ふん)蒔絵(まきえ)の日用品を多く産する。
あか‐ぬり【赤塗(り)】
1 赤色に塗ること。また、赤く塗ったもの。 2 「赤面(あかつら)2」に同じ。
あぜ‐ぬり【畦塗(り)】
田の水の漏れるのを防ぐために、壁土状にした土を鋤(すき)などで畦に塗って固めること。くろぬり。《季 春》「—の深田踏みぬく音ひびく/林火」
あつ‐ぬり【厚塗(り)】
[名](スル) 1 絵の具・塗料・化粧品などを厚く塗ること。また、厚く塗ったもの。 2 「厚塗の烏帽子(えぼし)」の略。
あら‐ぬり【粗塗(り)/荒塗(り)】
壁などを、最初にざっと塗ること。下塗り。
いしじ‐ぬり【石地塗(り)】
つやのない灰色の漆塗り。漆を塗った上に石地粉(いしじこ)をまいて乾かしてから、さらに漆を薄く塗って少し研いだもの。
いそくさ‐ぬり【磯草塗(り)】
新潟市特産の漆器。海草をちりばめたような模様を研ぎ出したもの。
うす‐ぬり【薄塗(り)】
[名](スル) 1 絵の具・塗料・化粧品などを薄く塗ること。また、薄く塗ったもの。 2 「薄塗の烏帽子(えぼし)」の略。
うるし‐ぬり【漆塗(り)】
1 漆を器物に塗ること。また、その器物。漆細工。 2 漆を塗るのを職業とする人。塗師(ぬし)。
うるみしゅ‐ぬり【潤み朱塗(り)】
彩漆(いろうるし)の一種で、黒漆に朱またはベンガラをまぜた褐色の漆で塗るもの。潤み塗り。