塵(ちり)を絶(た)つ
⇒絶塵(ぜつじん)
塵(ちり)を望(のぞ)んで拝(はい)す
《晋の石崇が、主君の外出のたびに、その車が塵を上げて走り去るのをはるかに望んで拝んだという、「晋書」石崇伝に見える故事から》貴人の車馬が走り去るのを見送って礼拝する。長上にへつらうことのたとえ。
塵(ちり)を捻(ひね)・る
恥ずかしがってもじもじする。「お出入りの金売り橘次に、—・って頼みのしるし」〈風流志道軒伝〉
塵(ちり)を結(むす)んでも志(こころざし)
塵のようなささやかな贈り物であっても、贈る者の心の表れである。気は心。
はきだめ【塵溜】
川路柳虹による口語詩。明治40年(1907)9月、「詩人」誌に発表。日本初の口語自由詩とされる。