ほうけいしゅうこう‐ぼ【方形周溝墓】
周囲に方形の溝をめぐらせた盛り土の墓。日本では1辺10メートル前後のものが多い。弥生時代、数人から二十数人を葬った家族墓と、一人だけを葬ったものとがある。
ほたるのはか【火垂るの墓】
野坂昭如(あきゆき)の小説。終戦間近の神戸市で、親を亡くした兄妹が懸命に生き延びようとする姿を描く。昭和42年(1967)発表。同年「アメリカひじき」とともに第58回直木賞受賞。昭和63年(19...
ぼ【墓】
[音]ボ(漢) [訓]はか [学習漢字]5年 〈ボ〉死体を葬る所。はか。「墓域・墓穴・墓参・墓誌・墓所・墓前・墓地・墓碑・墓標/展墓・墳墓・陵墓」 〈はか〉「墓石・墓場」
ポマレごせい‐の‐はか【ポマレ五世の墓】
《Tombeau de Pomare Ⅴ》南太平洋、フランス領ポリネシア、タヒチ島にある墓。タヒチヌイ北部、首都パペーテの東約5キロメートルの海岸沿いに位置する。四角錐台の石積みの建物で、189...
マイモニデス‐の‐はか【マイモニデスの墓】
《Tomb of Maimonides》イスラエル北東部、ガリラヤ湖西岸の都市ティベリアスにある霊廟(れいびょう)。中世に活躍したユダヤ人神学者マイモニデスが埋葬されている。ユダヤ教徒の重要な巡...
まいり‐ばか【詣り墓/参り墓】
両墓制で、実際に遺体を埋葬した墓とは別に、参詣するためにだけ設ける墓。空墓所(からむしょ)。引き墓。→埋(う)め墓
まおうたい‐かんぼ【馬王堆漢墓】
中国湖南省長沙市郊外の馬王堆にある前漢初期の墳墓。1972年から3基の墳墓が発掘され、木槨(もっかく)墓から、初代軑侯(たいこう)利蒼とその妻子とみられる三人の遺体が発見された。特に、夫人の遺体...
まんじょう‐かんぼ【満城漢墓】
中国、河北省満城県にある前漢代の古墓。武帝の兄中山王の劉勝(りゅうしょう)とその妻の墓で、玉片を金糸で綴る金縷玉衣(きんるぎょくい)をまとった遺骸を出土。1968年に発掘。
み‐はか【御墓/陵】
「みささぎ」に同じ。
むえん‐ばか【無縁墓】
1 「無縁塚」に同じ。 2 管理する縁故者のいなくなった墓。無縁墳墓。