こわ‐さき【声先】
1 言葉の端々。「—ばかりわづかに聞きしものを」〈発心集・七〉 2 謡曲で謡いだしの最初の声。「—調子に合ふこと、左右なくなし」〈花鏡〉 3 言葉の調子。〈日葡〉
こわ‐だか【声高】
[形動][文][ナリ]話し声の調子が高く大きいさま。「—な声で話す」「—にののしる」
こわ‐つき【声付き】
声のようす。こえつき。「かへすがへす申しあぐる—、いと頼もしげなれど」〈狭衣・四〉
こわ‐づかい【声遣い】
声の出し方。物の言い方。口調。「—ノ悪イ人」〈和英語林集成〉
こわ‐づくり【声作り】
[名](スル) 1 わざと声を作って言うこと。こわづくろい。「—して話す」 2 せきばらい。しわぶき。こわづくろい。「御殿ごもりなどする程に、うち—して、孫王の君はここにかと宣へば」〈宇津保・国譲上〉
こわ‐づく・る【声作る】
[動ラ四] 1 ことさら声を繕って言う。作り声をする。「うち—・りて申し出で給ふことぞかし、いとあやし」〈栄花・月の宴〉 2 声やせきで合図をする。せきばらいをする。「格子のもとによりて、—・れ...
こわ‐づくろい【声作ろひ/声繕ひ】
1 「声(こわ)作り1」に同じ。「弁慶—して、ことごとしく申しけるは」〈盛衰記・三六〉 2 「声(こわ)作り2」に同じ。「有国砌(みぎり)に候ひけるが、頗(すこぶる)—を申したりければ」〈古事談・六〉
こわ‐ね【声音】
声の調子。こわいろ。「貫一の—は漸く苛立ちぬ」〈紅葉・金色夜叉〉
こわ‐ぶり【声風】
声の調子。歌う声の調子。
しょう【井/正/生/声/姓/性/青/政/星/省/清/聖/精/請】
〈井〉⇒せい 〈正〉⇒せい 〈生〉⇒せい 〈声〉⇒せい 〈姓〉⇒せい 〈性〉⇒せい 〈青〉⇒せい 〈政〉⇒せい 〈星〉⇒せい 〈省〉⇒せい 〈清〉⇒せい 〈聖〉⇒せい 〈精〉⇒せい 〈請〉⇒せい