あき‐の‐こえ【秋の声】
もの寂しい秋を感じさせる風雨・木の葉・砧(きぬた)などの音。秋声(しゅうせい)。《季 秋》「帛(きぬ)を裂く琵琶の流れや—/蕪村」
あぎとい
片言を言うこと。「高行く鵠(くぐひ)の声を聞きて、始めて—し給ひき」〈記・中〉
あく‐せい【悪声】
1 悪い声。耳障りな声。⇔美声。 2 悪い評判。悪評。悪口。
あけ‐がらす【明け烏】
明け方に鳴くカラス。また、その声。夜明け烏。男女の交情の夢を破る、つれないものの例として用いられる。 (明烏)新内節「明烏夢泡雪(あけがらすゆめのあわゆき)」の通称。
あげ【上げ】
1 下にあるものを高い所に移すこと。「格—」「地—」⇔下げ。 2 船の積み荷を陸上に移すこと。「荷—」 3 相場が高くなること。騰貴。「—一服」⇔下げ。 4 衣服が長すぎるとき、肩や腰などの部分...
あこが・れる【憧れる/憬れる】
[動ラ下一][文]あこが・る[ラ下二]《「あくがる」の音変化》 1 理想とする物事や人物に強く心が引かれる。思い焦がれる。「名声に—・れる」「都会生活に—・れる」 2 気をもむ。気が気でなくなる...
アコースティックチューブ‐イヤホン【acoustic tube earphone】
トランシーバーなどの受信音声を中空の管によって伝達し、先端部を耳に差し込んだりかぶせたりしてその音声を聞くための器具。イヤホンに比べ、音楽などの聴取には向かないが、人の声が聞き取りやすいという利...
あ‐ご【網子】
網を引く人。あみこ。「網引(あび)きすと—ととのふる海人(あま)の呼び声」〈万・二三八〉
あご【顎/頤/腭】
1 人など動物の口の上下にあり、下のほうが動いて、食物をかみ砕いたり声を出したりするのに役立つ器官。あぎ。あぎと。 2 下あご。おとがい。「—がとがった顔」「—ひげ」 3 釣り針の先に逆向きにつ...
あさ‐ごみ【朝込み】
早朝、遊郭の開門と同時に入り込んで遊ぶこと。「—の床の内には、明け渡る鳥の声をかこち」〈浮・万金丹・一〉