おち【復ち/変若ち】
《動詞「お(復)つ」の連用形から》 1 もとにかえること。「(ソノ鷹ハ)手放(たばな)れも—もかやすきこれをおきて」〈万・四〇一一〉 2 若返ること。復活すること。「我がやどに咲けるなでしこ賂(...
おち‐かえ・る【復ち返る/変若ち返る】
[動ラ四] 1 若返る。「露霜の消(け)易き我(あ)が身老いぬともまた—・り君をし待たむ」〈万・三〇四三〉 2 もとに戻る。また、繰り返す。「あかつきの寝覚めの千鳥誰(た)がためか佐保の川原に—...
おち‐みず【復ち水/変若ち水】
飲むと若返るという水。月は欠けて、また満ちるところから、月の神が持っているとされた。「セーヌ川の水が夫には—になりそうである」〈佐藤春夫・晶子曼陀羅〉 「月読(つくよみ)の持てる—」〈万・三二四五〉
お・つ【復つ/変若つ】
[動タ上二]もとに戻る。若返る。「雲に飛ぶ薬食(は)むよは(=ヨリハ)都見ばいやしき我(あ)が身また—・ちぬべし」〈万・八四八〉
か・う【変ふ】
[動ハ下二]「か(変)える」の文語形。
か・える【変える】
[動ア下一][文]か・ふ[ハ下二] 1 物事を以前と違った状態・内容にする。変化させる。変更する。「姿を—・える」「顔色を—・える」「考えを—・える」「話題を—・える」「戦術を—・える」 2 物...
かわら◦う【変はらふ】
[連語]《動詞「か(変)わる」の未然形+反復継続の助動詞「ふ」。上代語》変わっていく。「朝の笑み夕(ゆふへ)—◦ひ」〈万・四一六〇〉
かわり【変(わ)り】
1 物事の状態が移り変わること。変化。「病状に—はない」 2 普段と違った状態。異状。変事。「お—ありませんか」 3 物事の間の違い。相違。差異。「どう転んでも大した—はない」
かわり‐うら【変(わ)り裏】
和服の裏地の裾回しの部分だけを異なる色の布で仕立てたもの。
かわり‐え【替(わ)り絵/変(わ)り絵】
紙にかいた絵が、折り方や畳み方によっていろいろに変わるようにしたおもちゃ。