いもち‐びょう【稲熱病】
稲の葉や茎が変色し、穂が実らなくなる病害。糸状菌の一種の寄生によるもので、夏、気温が低く、多雨・多湿の年に多く発生。稲の病虫害の中で最も被害が大きい。
かいよう‐きだん【海洋気団】
海洋上で発生する気団。多湿なのが特徴で、オホーツク海気団のような海洋性寒帯気団、小笠原気団のような海洋性熱帯気団などがある。海洋性気団。→大陸気団
かがくてき‐ふうか【化学的風化】
地表の岩石が化学的に変化し、造岩鉱物が粘土などに変わること。高温多湿の地域で著しい。
かき‐ねつ【夏季熱】
夏の高温多湿なころに乳児にみられる発熱。体温の調節がうまくできないために起こるもので、涼しい所に移すと治る。
キュアリング【curing】
収穫時などに傷ついたサツマイモ類や球根を、高温多湿条件下において傷口にコルク層を形成させ、腐敗を防ぐ方法。
ギニア【Guinea】
西アフリカの大西洋に面する国。正称、ギニア共和国。首都コナクリ。気候は高温多湿。ボーキサイト・鉄鉱などを産出。フランスの植民地から1958年に独立。人口1291万(2021)。ギネー。
こう‐おん【高温】
高い温度。「—殺菌」「—多湿」⇔低温。
しつ【湿〔濕〕】
[常用漢字] [音]シツ(慣) [訓]しめる しめす しとる しめる。しめりけ。「湿気(しっき・しっけ)・湿潤・湿地・湿度・湿布/陰湿・除湿・多湿」 [難読]湿気(しけ)る
しつ‐げん【湿原】
低温で多湿な所に発達した草原。枯死した植物の分解が進まず泥炭となって堆積(たいせき)し、その上に水性植物におおわれた草原が生育していく。低層・中間・高層湿原などに分けられる。 [補説]書名別項。→湿原
せきどう‐きだん【赤道気団】
赤道地方に発生する高温多湿の気団。梅雨や台風のおりに北上して日本付近に強い風と激しい雨をもたらす。