きょう‐む【郷夢】
他郷で故郷のことを夢にみること。また、その夢。
きょ‐む【虚夢】
事実とは異なる夢。また、実現しない、むなしい夢。
槿花(きんか)一朝(いっちょう)の夢(ゆめ)
「槿花(きんか)一日(いちじつ)の栄(えい)」に同じ。
きんきんせんせいえいがのゆめ【金々先生栄花夢】
黄表紙。2冊。恋川春町画作。安永4年(1775)刊。謡曲「邯鄲(かんたん)」の翻案。金村屋金兵衛が、金持ちの養子になり放蕩三昧(ほうとうざんまい)にふけって勘当される夢を見て、栄華のむなしさに気...
ケプラーのゆめ【ケプラーの夢】
⇒夢
けんこんのゆめ【乾坤の夢】
津本陽による長編の歴史小説。平成9年(1997)刊行。織田信長の生涯を描いた「下天は夢か」、信長死後の豊臣秀吉を主人公とする「夢のまた夢」に続く三部作の最終作で、徳川家康の後半生を描く。
げん‐む【幻夢】
夢まぼろし。また、はかないことのたとえ。夢幻。
黄粱(こうりょう)一炊(いっすい)の夢(ゆめ)
⇒邯鄲(かんたん)の枕
こうろうむ【紅楼夢】
中国の口語体長編小説。120回。前80回は曹雪芹(そうせっきん)作、後40回は高鶚(こうがく)の補作という。清代初期の成立。原題は「石頭記」。貴公子賈宝玉(かほうぎょく)と従妹林黛玉(りんたいぎ...
こちょう‐の‐ゆめ【胡蝶の夢】
《荘子が夢の中で胡蝶になり、自分が胡蝶か、胡蝶が自分か区別がつかなくなったという「荘子」斉物論の故事に基づく》自分と物との区別のつかない物我一体の境地、または現実と夢とが区別できないことのたとえ。