ずい‐む【瑞夢】
縁起のよい夢。吉夢。
せい‐む【正夢】
「まさゆめ」に同じ。
そら‐ゆめ【空夢】
見もしないのに、見たように作り上げて人に話す夢。また、正夢(まさゆめ)と違って、現実には夢で見たようにならなかった夢。「そは必ずしも漠然たる—ではなかったろう」〈柳田・山の人生〉
ダンテのゆめ【ダンテの夢】
《原題、(ドイツ)Dante's Dream》ロセッティの絵画。カンバスに油彩。ダンテが恋した女性ベアトリーチェの死を描く。リバプール、ウォーカーアートギャラリー所蔵。
池塘(ちとう)春草(しゅんそう)の夢(ゆめ)
《朱熹「偶成詩」の一節》池の堤の春草の上で見た夢。夢の多い少年時代・青春時代の楽しさ、またそのはかなさのたとえ。
ち‐む【痴夢】
おろかな夢。ばかげた夢物語。
どうしょう‐いむ【同床異夢】
《陳亮「与朱元晦書」から》同じ床に枕を並べて寝ながら、それぞれ違った夢を見ること。転じて、同じ事を行いながら、考えや思惑が異なること。
南柯(なんか)の夢(ゆめ)
はかない夢。また、栄華のむなしいことのたとえ。槐夢(かいむ)。槐安の夢。 [補説]昔、中国で、淳于棼(じゅんうふん)という人が、酔って古い槐(えんじゅ)の木の下で眠り、夢で大槐安国に行き、王から...
はくじつ‐む【白日夢】
「白昼夢(はくちゅうむ)」に同じ。
はくちゅう‐む【白昼夢】
日中、目を覚ましたままで空想や想像を夢のように映像として見ていること。また、そのような非現実的な幻想にふけること。白日夢。