一木(いちぼく)大廈(たいか)の崩(くず)るるを支(ささ)うる能(あた)わず
《「文中子」事君から》大きい建物が倒れようとしているのを、1本の木ではとうてい支えきれるものではない。大勢が傾きかけているときは、一人の力ではどうすることもできないというたとえ。大廈の顛(たお)...
いっか・い
[形]《近世語。「いか(厳)い」の促音添加》 1 大きい。「この袴の下には鬼が住んで、—・い口でかみつきます」〈浄・五枚羽子板〉 2 はなはだしい。また、多い。たくさん。「母の胎内にある時より、...
いっか‐さん【一化蚕】
1年に1回、卵からかえって成虫になり、卵を産んで1世代を終える蚕。多化蚕に比べて、繭は大きいが、一般に虚弱。
いっ‐せい【一声】
1 大きい一つの声や音。ひとこえ。「汽笛—新橋を」〈大和田建樹・鉄道唱歌〉 2 能の構成部分の一。シテの登場、舞のかかりなどに謡う定型的な短い謡。 3 能の囃子事(はやしごと)の一。シテの登場な...
いでんし‐プール【遺伝子プール】
互いに繁殖可能なメンデル集団を構成する全個体がもつ遺伝子全体。この規模が大きいほど遺伝的多様性に富み、多様な遺伝子型をもつ個体が誕生する可能性がある。遺伝子給源。ゲンプール。ジーンプール。
イナリ‐こ【イナリ湖】
《Inarijärv》フィンランド北部にある湖。ラップランド地方北部、北極圏内に位置し、同国で3番目に大きい。東岸のパーツヨキ川から流出し、ノルウェー、ロシアを通ってバレンツ海に注ぐ。古くからサ...
いぼ‐いのしし【疣猪】
イノシシ科の哺乳類。体長約1.5メートル、四肢が短く、頭が大きい。牙(きば)が長大で、顔面にいぼ状の突起がある。アフリカのサバンナに分布。
いもち‐びょう【稲熱病】
稲の葉や茎が変色し、穂が実らなくなる病害。糸状菌の一種の寄生によるもので、夏、気温が低く、多雨・多湿の年に多く発生。稲の病虫害の中で最も被害が大きい。
イルリサット【Ilulissat】
《グリーンランド語で「氷の山」の意》デンマーク領グリーンランド西岸中部、北極圏内の町。18世紀にデンマーク人商人が設けた交易拠点に起源し、同島で3番目に大きい町となった。2004年に世界遺産(自...
いろ‐しすう【色指数】
1 星の色を数量的に示す尺度。写真等級から実視等級を引いた差で表す。赤い星ほど大きい値となる。 2 火成岩分類の基準の一。岩石中に含まれる有色鉱物の割合を百分率で表す。