たいき‐さ【大気差】
地表で見る天体の見かけの方向と、その真の方向との差。光が大気中で屈折するために生じる。天体大気差。気差。
たいき‐じゅうりょくは【大気重力波】
大気中に発生する浮力を復元力とする重力波。波状雲の形成をはじめ、中層大気の動態に関与する。
たいき‐じゅみょう【大気寿命】
化学物質などが、大気中に安定して存在している時間。特に、地球温暖化をもたらす温室効果ガスや大気汚染の原因物質などに対していう。
たいき‐じんしょう【大気塵象】
大気現象の一つ。水滴や氷粒をほとんど含まない固体の粒が、大気中を浮遊したり、地面から吹き上げられたりする現象。煙霧・黄砂・砂塵(さじん)など。
たいき‐すいしょう【大気水象】
大気現象の一つ。水滴や氷粒が大気中を落下・浮遊したり、地表から吹き上げられたり、地面などに付着する現象。雨・雪・雹(ひょう)・霧・霜など。
たいき‐せいどう【大気制動】
⇒空力ブレーキ
たいき‐だいじゅんかん【大気大循環】
全地球的な規模の大気の循環。高温の赤道付近と低温の極付近との間に大規模な熱対流が起こり、それに地球の自転が影響するため三つの対流に分かれ、これらが地表付近で風として吹くとき、貿易風・偏西風・偏東...
たいき‐ダクト【大気ダクト】
⇒ラジオダクト
たいきチェレンコフ‐ぼうえんきょう【大気チェレンコフ望遠鏡】
⇒チェレンコフ望遠鏡
たいき‐ちょうせき【大気潮汐】
大気圏に生じる潮汐現象。主に太陽光による大気の加熱に起因し、周期12時間の変動が見られる。低緯度の方が変位は大きい。月と太陽の引力によって生じる天文潮と区別して、熱潮汐ともいう。