くうくう‐じゃくじゃく【空空寂寂】
《「空寂」のそれぞれの字を重ねて意味を強めた語》 [名]仏語。宇宙の有形無形の一切は、その実体・本性が空であって、思惟分別を超えていること。 [ト・タル][文][形動タリ]ひっそりと静まりか...
君子(くんし)の三畏(さんい)
《「論語」季氏から》君子がおそれはばかる三つのものの意で、天命と大人(たいじん)と聖人の言。
五十(ごじゅう)にして天命(てんめい)を知(し)る
《「論語」為政から》50歳になってはじめて自分の人生についての天命・運命が何であったかがわかる。→知命(ちめい)
ご‐ふく【五福】
《「書経」洪範から》人としての五つの幸福。寿命の長いこと、財力の豊かなこと、無病息災であること、徳を好むこと、天命を全うすること。
さん‐い【三畏】
《「論語」季氏の「孔子曰く、君子に三畏あり」から》君子がおそれつつしむべき三つのこと。すなわち、天命、大人(たいじん)(人格の高い人)、聖人の言葉。君子の三畏。
死生(しせい)命(めい)あり
《「論語」顔淵から》生死は天命によるもので、人の力ではどうすることもできない。
じてん‐きょう【侍天教】
朝鮮の民間信仰。天道教(東学)の分派で、1856年に崔済愚が創始。一時衰退したが、1906年に李容九が再興。儒教・道教・シャーマニズムの習合したもので、天命を敬い、天道を明らかにし、天主に仕える...
じゅ‐めい【受命】
[名](スル) 1 命令を受けること。 2 天命を受けて天子となること。
じゅめい‐せつ【受命説】
中国古代の政治思想の一。天命を受けた天子が天帝にかわって国家を治めるのが正しい統治のありかたであるとする説。統治者が善政を行わないときには、天の命はあらたまって他の天子に移り(革命)、国家の制度...
仁者(じんしゃ)は憂(うれ)えず
《「論語」子罕(しかん)から》仁者は心がおおらかで天命に安んじているから、何事にも心配することがない。