てん‐もく【天目】
1 天目茶碗。また一般に、茶碗。 2 「天目台」の略。
てんもく‐ざけ【天目酒】
天目茶碗で飲む酒。茶碗酒。「五斗味噌肴(さかな)に—」〈浄・歌軍法〉
てんもく‐ざや【天目鞘】
槍(やり)の鞘(さや)で、天目茶碗をふせたような形をしたもの。
てんもく‐ざん【天目山】
山梨県甲州市にある山。標高1380メートル。天目山栖雲寺がある。南麓の田野(たの)は武田勝頼が自刃した所。 中国浙江(せっこう)省北部にある山。東西二峰からなり、西天目山は標高1507メ...
てんもく‐だい【天目台】
天目茶碗をのせる台。茶碗とともに中国から渡来したのが始まり。
てんもく‐だて【天目点て】
天目茶碗で茶をたてること。また、その方式。身分の高い人に対して行う。
てんもく‐ぢゃわん【天目茶碗】
抹茶茶碗の一。擂鉢(すりばち)状で口縁はわずかにくびれ、高台(こうだい)は低く小さい。鎌倉時代に中国浙江(せっこう)省の天目山の寺院で学んだ留学僧が持ち帰ったところからの名。建盞(けんさん)を頂...
てんもく‐のみ【天目飲み】
天目茶碗で酒をのむこと。「—に思ひ出申して」〈浮・五人女・一〉