こうもり‐ばんてん【蝙蝠半纏】
丈のきわめて短い半纏。江戸時代、文政・天保(1818〜1844)のころから、旅商人などが用いた。多くは木綿製。
こくあん‐てん【黒闇天】
容貌(ようぼう)醜悪で、人に災難を与えるという女神。吉祥天の妹で、密教では閻魔王(えんまおう)の妃とする。黒闇天女。黒闇女。黒夜神。
こしきり‐ばんてん【腰切り半纏】
腰の辺りまでしかない短い半纏。職人が仕事着などにする。
コール‐てん【コール天】
《corded velveteen(畝(うね)織りのビロードの意)からか。「天」は「天鵞絨(ビロード)」の略》「コーデュロイ」に同じ。
ご‐てん【五天】
東西南北と中央の天。大空。 「五天竺(ごてんじく)」の略。「抑(そもそも)相(さう)といっぱ洽浩(かふかう)として—の雲洪(ひろ)く」〈盛衰記・一五〉
ご‐てん【呉天】
《呉の国が中央から遠く離れていたところからという》遠い異郷の地。「—に白髪の恨みを重ぬといへども」〈奥の細道〉
さい‐てん【西天】
1 西方の空。 2 西方浄土。極楽。 中国から見て西方にある天竺(てんじく)。インド。 《「西天竺」の略》五天竺の一で、インド西部。
さしこ‐ばんてん【刺(し)子半纏】
刺し子で作った半纏。火消しの法被(はっぴ)などに用いた。
さんがい‐しょてん【三界諸天】
仏語。三界に属する諸種の天。欲界に六欲天、色界に四禅天、無色界に四天がある。
さんじゅうさん‐てん【三十三天】
⇒忉利天(とうりてん)