おそろしきなかだち【恐ろしきなかだち】
《原題、(スペイン)El gran Galeoto》エチェガライの戯曲。3幕。1881年刊。若い作家の庇護者(ひごしゃ)夫婦の幸福な家庭が、世間のうわさ話のために崩壊していくさまを描く。
お‐たかもり【御高盛(り)】
椀に飯を高く盛り上げること。また、その飯。誕生の産飯(うぶめし)、婚礼の日の夫婦固めの飯、葬式の枕飯など。
おっとのていそう【良人の貞操】
滝井孝作の短編小説。大正12年(1923)刊行の作品集に収録。 吉屋信子の長編の通俗小説。昭和11年(1936)から昭和12年(1937)にかけて東京日日新聞、大阪毎日新聞に連載。一組の夫婦...
お‐てまえ【御手前】
[名] 1 相手の腕前。技量。手並み。「—を拝見したいものですね」 2 (「御点前」とも書く)茶の湯の作法・様式。また、その手並み。 [代]二人称の人代名詞。主として武士が同輩の間で用いた。...
おに‐ふうふ【鬼夫婦】
1 残酷で無慈悲な夫婦をののしっていう語。 2 性格が全く違う者どうしの夫婦。「似た者は夫婦といふが、わたしらが夫婦は—」〈滑・浮世風呂・三〉
おの‐が‐よよ【己が世世】
夫婦または恋人が離別して、それぞれが別の生活をすること。「—になりにければ、疎くなりにけり」〈伊勢・二一〉
御前(おまえ)百(ひゃく)までわしゃ九十九(くじゅうく)まで
《「お前」は夫を、「わし」は妻をさす》夫婦が共に元気で長生きできるようにとの願いを女性の立場から言ったもの。「共に白髪(しらが)の生えるまで」と続く。
おみなめし【女郎花】
謡曲。四番目物。旅僧が山城の男山の麓に来かかると、小野頼風夫婦の霊が現れ、邪淫の悪鬼に責められていることを語る。
親子(おやこ)は一世(いっせ)
親子の関係は、この世だけのものであるということ。→夫婦は二世 →主従は三世
おん‐あい【恩愛】
《連声(れんじょう)で「おんない」とも》 1 恵み。慈しみ。「—の情が深い」 2 夫婦・肉親間の愛情。また、それに対する執着。「—のきずな」